1. HOME
  2. イベント
  3. 夢枕獏作品の原画や生原稿を楽しむ「仰天・俳句噺&キマイラ展」

夢枕獏作品の原画や生原稿を楽しむ「仰天・俳句噺&キマイラ展」

『仰天・俳句噺』(文春文庫)のブースでは夢枕獏さんの書や生原稿などが展示されている

 展示は三つに分かれ、8日に発売されたエッセー集『仰天・俳句噺』(文春文庫)のコーナーでは、作品中でも紹介された夢枕さん書や文庫版あとがきの生原稿などが展示されている。松本大洋さんによる表紙の原画で、獏さんがバクに乗っている愛らしい絵も見どころ。

 20日に発売される『キマイラ聖獣変』(ソノラマノベルス)は、40年以上書き継いできた連載の現時点で獏さんが「完結編」と考えている注目作。1980年代から2000年代にかけて表紙を描いた天野喜孝さんや、現在も続く寺田克也さんの絵などが展示される。これまで発売されてきた文庫、ノベルスも全点が展示されている。

『キマイラ聖獣変』(ソノラマノベルス)のコーナーでは表紙を描いてきた天野喜孝さんと寺田克也さんの絵などが展示さている

 23日に発売される『キマイラ23 魔宮変』(角川文庫)のコーナーでは、三輪士郎さんが手がけた文庫版キマイラの全表紙がパネル展示される。時代を映した天野さん、寺田さん、三輪さんの絵の見比べも興味深い。

『キマイラ23 魔宮変』(角川文庫)のコーナーでは文庫23巻全点が展示されている

 6月7日(土曜)には朝日新聞東京本社・読者ホールでサイン会&トークイベント「キマイラを語り俳句を謡(かた)る」が開かれる。清元斎寿さんと清元栄寿太夫さんが特別ゲストとして参加する。午後4時45分から午後7時の予定。申し込みは5月に刊行された3作品の帯についているQRコードから。6月1日まで。抽選で約100人を招待する。