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終戦直後を活字で再現

甲子園2連覇 焼け野原から立ち上がった球児・福嶋一雄 著者:大羽 武 出版社:朝日クリエ ジャンル:エッセイ・自伝・ノンフィクション

価格:1512円
ISBN: 9784903623269
発売⽇:
サイズ: 20cm/223p

裸足を血で染めながら毎日500球を投げ込み、過酷な猛練習を積んで甲子園2連覇の偉業を成し遂げた小倉中・高のエース、福嶋一雄。戦争の傷が癒えない人々を勇気づけた「甲子園の土…

評者:朝日新聞読書面 / 朝⽇新聞掲載:2012年08月19日

甲子園2連覇―焼け野原から立ち上がった球児・福嶋一雄 [著]大羽武

 1947年と48年の「夏の甲子園」は、旧制小倉中学—新制小倉高校が2連覇した。エースは福嶋一雄。後に早稲田大、八幡製鉄でも野球部の中心投手だった。著者は小学生のころ、社会人野球で福嶋を見てあこがれ、終戦直後の人々を勇気づけた高校球児たちの栄光を歴史にとどめようと記録をたどり、福嶋本人にも会って話を聞いた。
 焼け野原の中、満足な道具もなく裸足で猛練習。当初、米は持参で、負けたチームは残りを勝ったチームに譲って去り、占領軍は勝利チームに米国製白球を贈ったという。映像も録音も残っていない当時の高校野球への熱狂を、ひたすら活字で再現。時代を経ても持ち続けた熱い思いを、本に込めたかのようだ。
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朝日クリエ・1470円