ブックカバー全面にでかでかと「鬼面白い本を、読んでいます」。自己主張の強い特製カバーをつけた小説のブックフェア「本のおたけび」が31日、ジュンク堂書店池袋本店3階の文芸売り場で始まる。
講談社、大日本印刷、ジュンク堂書店がコラボ。「本が叫びたがっているんだ」とうたい、作品を言い表す一言や率直な感想をカバーにした。並ぶのは京極夏彦、西尾維新らの約20作品。企画した講談社タイガの河北壮平編集長は、「本を選ぶところからエンターテインメントを創出したかった。ぜひ電車の中でもカバーをつけたまま読んでほしい」と話す。
フェアは約1カ月開かれ、その後、全国展開される予定だ。=朝日新聞2019年8月31日掲載