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「近代出版史探索」 新たな近代出版史の森を造型

 『近代出版史探索』(小田光雄著、論創社・6600円)は、著者がブログで連載してきた「古本夜話」から200編を収録。カストリ雑誌「奇譚(きたん)クラブ」の話で幕を開け、内外あまたの作家や作品が続々登場する。人名索引だけで30ページを超える大部の書で、あとがきで著者は「新たな近代出版史の森を造型する」試みと書いている。=朝日新聞2019年11月30日掲載