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「東京の生活史」プロジェクト 岸政彦さん監修、東京暮らし経験者150人の人生をきく

 東京に住む人や過去に住んでいた人150人の人生をまとめるプロジェクト「東京の生活史」が動き出した。監修は社会学者の岸政彦さんが務め、聞き手は一般から募った150人に決定。インタビュー集は2021年に筑摩書房から刊行される予定だ。

 きっかけは、岸さんが18年9月にしたツイート。「東京で、いろいろあるけど、一生懸命暮らしてるひとの人生を聞きたい」などとつぶやいたところ、大きな反響があり、このプロジェクトに発展した。

 聞き手は社会学を学ぶ学生やライターに加え、高校生や会社員など様々。語り手は聞き手が選ぶ。「日本初の保父になった叔父」「フィリピン出身のホスト」「ゲイバーのママ」などが挙がっているという。(滝沢文那)=朝日新聞2020年9月2日掲載