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映画「Summer of 85」の公開を記念して、原作本『おれの墓で踊れ』を好書好日メルマガ読者3人にプレゼント

©2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE PICTURES

 フランス映画界の巨匠フランソワ・オゾンが17歳の時に出会い、深く影響を受けたという小説『Dance on my Grave』(おれの墓で踊れ/徳間書店)。国際アンデルセン賞受賞作家、エイダン・チェンバーズの青春小説の金字塔が映画化されました。「Summer of 85」として8月20日(金)から全国で順次公開されます。

 舞台は1985年夏、フランス・ノルマンディーの海辺。セーリングを楽しもうとヨットで一人沖に出た16歳の少年アレックスは、突然の嵐に見舞われます。転覆した彼を救助したのは、18歳の少年ダヴィド。二人はひかれ合い、友情を超えやがて恋愛関係に。初めての恋の喜びと痛みに翻弄されるアレックスでしたが、出会ってから6週間後、ダヴィドは交通事故で帰らぬ人になります。悲しみと失望の中、アレックスを突き動かしたのは、「どちらかが先に死んだら、残された方はその墓の上で踊る」というダヴィドと交わした誓いでした。

© 2020-MANDARIN PRODUCTION-FOZ-France 2 CINÉMA–PLAYTIME PRODUCTION-SCOPE PICTURES

 原作者のチェンバーズさんいわく、「墓地でダンス」というアイデアは「16歳の少年が墓地侮辱罪で治安法廷に再度出廷した」という短い新聞記事がきっかけになったそう。「法廷でソーシャルワーカーが報告するに、少年は友達と、どちらかが死んだらその墓の上で踊るという誓いを立てたのだそうだ。この報告は謎だらけだ。それ以上の何かがあるはずだと感じた。そう思った瞬間、これは私が小説として書き起こさなくてはと思った」

 小説を執筆し始めた1966年当時、母国イギリスで同性愛は違法でした。しかし本が出版されると、同性愛者やそうでない人たちから、たくさんの感想が寄せられたといいます。オーストラリア在住の86歳の老人から「この小説を16歳の時に読みたかった。そうしたら人生が変わっていたかもしれない」という手紙をもらい「感動した」というチェンバーズさん。「10代に入って初めて感じるパッション、どうしても湧き上がる感情を綴っている。これは世代や時代を問わない、愛の物語なんです」

映画『Summer of 85』第二弾予告編

 映画の公開を記念して、原作本『おれの墓で踊れ』をメルマガ読者3人にプレゼントします(応募にはメルマガの登録が必要です。応募フォームから登録できます)。締め切りは2021年8月18日正午まで。

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