ジャーナリストの池上彰さんが、いま起きているニュースと歴史を結びつけて解説する『知らないと恥をかく世界の大問題』、通称「知ら恥」シリーズ(KADOKAWA)。2009年11月の第1弾発売から累計200万部を突破する人気シリーズの最新作『知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』が刊行されました。
本書は「私たちは100年に1度の大変革期を生きている」というプロローグから始まります。いまだ猛威をふるう新型コロナウイルスにより、アメリカでの死者は「第1次世界大戦と第2次世界大戦とベトナム戦争で亡くなったアメリカの戦死者の総数を超える」約60万人に。歴史をさかのぼれば、14世紀ヨーロッパでペストが流行して1億人が命を落とし、15~16世紀には中南米のアステカ王国、インカ帝国がスペイン軍に持ち込まれた病原体によって滅ぼされたと言われています。「歴史的な大転換の裏には、パンデミック(感染症が世界的に大流行する状態)があった」と池上さんはつづります。
コロナ禍の一方で、アメリカは大統領が代わって国内に分断が生まれ、国際的には中国との対立が激化しています。新型コロナウイルスで「自国ファースト」が浮き彫りになったEU、「アラブの春」から10年たち、新たな火種を抱える中東、2021年に共産党建党100周年を迎え、世界の覇者へと猛進する中国――。混迷する世界情勢の中で、日本が進むべき道とは。「感染症」と「分断」をキーワードに探ります。
『知らないと恥をかく世界の大問題12 世界のリーダー、決断の行方』の発売を記念して、メルマガ読者5人にプレゼントします(応募にはメルマガの登録が必要です。応募フォームから登録できます)。締め切りは2021年8月25日正午まで。