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【絵本ナビより】人気急上昇の絵本!「ブランニュープラチナブック」(2022年5月)後編

前編(1~11冊目)はこちら

【この記事で紹介する絵本】

「自分自身がどう生きたいか」という問いにつながる『ぼく』

『ぼく』(作:谷川 俊太郎、絵:合田 里美/岩崎書店、1870円、6歳から)

『ぼく』あらすじはこちら

【読者レビュー】「生かされているということ」
谷川さんの言葉はシンプルながら、グサグサ刺さるように思います。繊細な心を持つ子は、どう感じるのかな…。当たり前のことで、編集者側が意図しているとは思うのですが、詩だけ読むのと絵がついている絵本と伝わり方が違うかと。
「うちゅうは おおきすぎる
じかんは おわらない」
「なにもわからず」
そうそう、これから、何かあるかもしれないんだよね、だから…だから、生かされているんだよ。生きているのではなく、生かされているんだよと、希望的観測で伝えたいです。
残念ながらロシアのウクライナへの侵攻が続く今だからこそ、なおのこと、強く感じさせられるのかもしれません(しいら☆さん)

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いわしの一生を通して命や食物連鎖をわかりやすく描いたシンプルな作品『いわしくん』

『いわしくん』(絵・作:菅原 たくや/文化出版局、1430円、9~10歳から)

『いわしくん』あらすじはこちら

【読者レビュー】「いのちを考える」
シンプル!
「命の尊さ」とかなんとか語っていないところがイイ! 隠れた名作です。子どもは楽しく読めばよし。いつかふと、心に何かが芽生えるに違いない。(グレープフルーツ・ムーンさん)

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迫力ある色彩で魅せる、テンポの良い話と奇想天外な展開『北守将軍と三人兄弟の医者』

『北守将軍と三人兄弟の医者』(作:宮沢 賢治、絵:スズキ コージ/三起商行(ミキハウス)、2090円、6歳から)

『北守将軍と三人兄弟の医者』あらすじはこちら

【読者レビュー】「迫力の色彩」
30年間、馬から下りることなく砂漠から戻ってきた将軍ソンバーユ。なんと将軍の体と馬がくっついてしまって離れない! 三人兄弟の医者とのやりとりが、おもしろかったです。壮大で不思議で、どこかユーモアもあるあるお話に、スズキコージさんの絵がぴったりあっていました。ページをめくるたびに、スズキさんらしい迫力の色彩。生まれた村に戻った将軍の最後、けむりがたちのぼっている場面に、しみじみしました。(どくだみ茶さん)

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想像力がかき立てられる驚きの発想『ぞうのボタン─字のない絵本─』

『ぞうのボタン─字のない絵本─』(作・絵:うえの のりこ/冨山房、990円、4歳から)

『ぞうのボタン─字のない絵本─』あらすじはこちら

【読者コメント】「これぞ『絵本』です!」
字のない絵本。まさに「絵本」ですね。
ゾウさんには、ボタンが付いていて、中から様々な動物達が出てくる…というお話。とてもシンプルな絵とストーリー。最後の展開には、「おお~!!」とビックリ驚きが待っています。
小さい子には、お母さんがお話を作って、読み聞かせするも良し。小学校低学年くらいでは、自分でお話を作っても良し。それぞれの年代で、その時々で楽しめる絵本だと思います。「ボタン」という所が、また好きです☆(みっちー77さん)

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読んで楽しい、声に出したらもっと楽しい!『だじゃれ ことわじゃ』

『だじゃれ ことわじゃ』(作:ななもり さちこ、絵:ゴトウ ノリユキ/理論社、1870円、6歳から)

『だじゃれ ことわじゃ』あらすじはこちら

【読者コメント】「一家に1冊あってほしい絵本」
子どもにとって ”ことわざ” というとたくさんあって覚えるのが大変というイメージもありますが、この本を開いた瞬間にもっと知りたい&見たいと興味に変わる1冊だと思います。
一度読んだらまた読みたくなる、そしてことわざも覚えられる、おもしろいダジャレで笑える、一石二鳥以上の楽しい絵本なので、私はみんなにおすすめしたいです!!(あき丸ちゃんさん)

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「くれよんのくろくん」シリーズ4作目、迷子の「しろくん」の仲間を探す「くろくん」の成長を感じる『くろくんとちいさいしろくん』

『くろくんとちいさいしろくん』(作・絵:なかや みわ/童心社、1320円、3歳から)

『くろくんとちいさいしろくん』あらすじはこちら

【読者コメント】「ラストが良かった」
いつも心温まるお話のくれよんのくろくんシリーズ。今回も素敵なお話でした。
迷子になってしまった、みんなよりちょっと小さな、くれよんのしろくん。みんなでしろくんの仲間を探しますがどれだけ探しても見つからないので、しろくんを仲間に入れてあげることにします。
箱を切って大きくし、しろくんも入れるサイズにしてあげて、10色を11色に書き換えて。みんなの優しさがいいですね。
最後は無事に仲間が見つかります。でも、くろくんたちがみんな寝ている時だったので、起こしたら悪いなぁと手紙を残して帰ります。その手紙が素敵!しろくんだから書けた手紙。うちの子たちも、やってみたい!と言っていました。(tori.madamさん)

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俳優・川平慈英と絵本作家・ミロコマチコが贈る、沖縄からの命の賛歌『たいようがわらってる』

『たいようがわらってる』(作:川平 慈英、絵:ミロコマチコ/学研、1650円、3歳から)

『たいようがわらってる』あらすじはこちら

【読者コメント】「太陽のパワー。沖縄の恵み。」
「全ての色が濃い」。沖縄を訪れる度にそう感じます。
咲き乱れる原色の花、太陽の眩しさ、海の青さ、色鮮やかな鳥や魚たち。そんなエネルギー溢れる沖縄で生まれ育った川平さんが綴る幼少期の思い出に、ミロコマチコさんがエネルギッシュな絵をつけています。
全てのページに太陽の存在を感じ、私まで沖縄での子供時代を擬似体験したような気分になれました。文章と絵がとてもよく合っている絵本だと思います。(miki222さん)

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人気絵本作家100%ORANGEのクセになるナンセンス絵本『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』

『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』(作・絵:及川 賢治、竹内 繭子/岩崎書店、1650円、5歳から)

『よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし』あらすじはこちら

【読者コメント】「え?! 終わり?!」
2年生のクラスで読んだとき、本の表紙を見せただけで嬉しいどよめきがおきました♪ 「みんなも牛乳こぼしちゃったことあるんじゃないの~?」と調子に乗って言ってみたら、「うんうん!」とうなずく子がたくさん。
よしおくんが牛乳をこぼしたシーンでは「あーーーー!!」と不安な顔でどよめき。
朝食のチョコレートパンがぷかぷか流されていくシーンでは、不安などよめきと共にたくさんの笑い声も。
流されたチョコパンがおじさんの釣り竿にかかったので、それを貰って食べるという、よしおくんの飄々とした行為も面白かったようで、笑いがでました。
こんなに牛乳が広がって行っちゃって、この先どうなっちゃうの?!という不安が持続している時に、急にパタリと静かに終わってしまう感覚も面白かったようです。
若い女性の担任の先生も、最後の終わり方に「ぷっ!」と吹き出していました(^^)。子ども達に、よしおくんの妄想(?)の続きが聞いてみたいです。(すーすースーさん)

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『ケーキになあれ!』と魔法をかけたら、くだものがおいしいケーキに大変身!

『ケーキになあれ!』(作:ふじもと のりこ/BL出版、1210円、1歳から)

『ケーキになあれ!』あらすじはこちら

【読者コメント】「素敵な魔法」
美味しそうなフルーツに「ちちん ぷいぷい ケーキになあれ!」と呪文を唱えると、「へんしん!」。とっても可愛いケーキに変身します。どんなケーキになるのかなと、年甲斐もなくわくわくしながらページをめくりました。子どもと一緒に呪文を唱えながら読むと楽しさ倍増です。
文章の記載があるページは果物ごとに色が違う(苺ならピンク、バナナなら黄色)のも良いですね。とっても可愛い絵本です。(よるさん)

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楽しみながら大工さんの仕事を紹介、シリーズ初のしかけつき『どんぐりむらのだいくさん』

『どんぐりむらのだいくさん』(作:なかや みわ/学研、1320円、4歳から)

『どんぐりむらのだいくさん』あらすじはこちら

【読者コメント】「シリーズNo.1!!!」
たくさんあるどんぐりむらシリーズの中で、1、2位を争うほど親子で好きなのがこの作品です。
あんまり身近なお仕事ではないけれど、工作が大好きな娘にはとてもハマりました。しかもこの本は、シリーズで唯一の「しかけ」つき!! 広がったページを眺めながら、娘は妄想を膨らませて、「上の場所ではこんな遊びをしてー、下の場所ではこんなことをするのー」と楽しくおしゃべりが弾みます。
こんなおうちがあったら、「毎日遊びに行くー!!!」といつも言います。
娘は建築家になりたいと最近言うようになりました。もしかしたら始まりはこの本だったのかなーと思ったりします。(きゃほさん)

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実在する「国際子ども図書館」を舞台に繰り広げられる、図書館めぐりのすてきな冒険『図書館のふしぎな時間』

『図書館のふしぎな時間』(作:福本友美子、画:たしろちさと/玉川大学出版部、1760円、5歳から)

『図書館のふしぎな時間』あらすじはこちら

【読者コメント】「行ってみたいな!」
最初に目を引くのが上野にある国際子ども図書館の建物の絵です! ちょっと古そうなとても雰囲気のある建物が迫力ある絵でページいっぱいに描かれています。この建物が、この本の舞台。
お母さんに連れられて、図書館へやって来たゆりかちゃんが、本に住んでいるという妖精と出会い、図書館の中を案内されて回ります。
国際子ども図書館についてや、本の知識など大人でも知らないようなおもしろい話に夢中になってしまいました。さまざまなお話に登場する動物や人物がいろんなところに描かれていたりと、隅々まで見逃せません! こんなに楽しそうな図書館があったなんて、初めて知りました。学校やまちの図書館とは違う、大きな図書館の圧倒されるような魅力にワクワクが止まりません!
昔、学生の頃に、国立国会図書館を利用して感じたドキドキワクワクするような気持ちを思い出しました。まるで本のテーマパークに来ているかのようなあの気持ちを子どもたちにも味合わせてあげたいなぁ…と思いました。(ピーホーさん)

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