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「電線の恋人」石山蓮華さんサイン本 「好書好日」メルマガ読者5人にプレゼント

石山蓮華さん 撮影:川崎祐

 日本電線工業会公認・電線アンバサダーとして活躍する文筆家・俳優の石山蓮華さんが、長年偏愛する電線への想いをつづるエッセイ集、『電線の恋人』が刊行されました。

 ウェブマガジン「ウェブ平凡」の人気連載を書籍化。本書には、石山さんが撮影した国内外の電線写真が多数収録されています。これまで撮影された電線写真は1万5000枚以上にのぼるそうです。

 本書についてのインタビューで石山さんは「自分で撮った電線写真にはどれも思い入れがあるので、本音を言えば全部載せたい(笑)。そのなかでも、特に人に見せたい、『これは素晴らしい』という電線を選びました」といいます。

石山さん「『電線の恋人』のカバー(上掲)に使用した写真は新橋で撮影したもので、ニュー新橋ビル近くの飲み屋街にある電線です。人の熱気や活動の軌跡、新橋という街の歴史が、この密集した電線に表れているなと思います」

 2章「イメージの中の電線」では、書き下ろしの「電線偏愛作品ガイド」も収録されています。映像作品や漫画、文学、アートに登場する電線について、石山さん独自の視点で解説しています。

 電線の魅力を惜しみなく綴る一方で、「おわりに 電線愛好活動は人生の生命線である」では、芸能活動の中で感じていたモヤモヤを、電線を愛でることで昇華していったエピソードも紹介されています。

石山さん「『電線好き』を公言し始めたのは、テレビの情報番組でリポーターの仕事をしていた頃でした。当時は求められる役割に自分を適応させようと、苦しくなってしまっていたんです。いま思えば私が考えすぎだったな、というところもあるし、数年前の社会の空気感もあったと思います。そんななかで電線をひたすら愛でることは、自分が自分のままでいられる貴重な時間でした。電線について文章を書くあいだは探しものをしているような感覚で、『私ってこんな感じだったな』と自分の重心をとり直す作業にもなりました。電線愛好活動を始めてから、ずっと生きやすくなったと感じています」

インタビューの全文はじんぶん堂でご覧ください。
電線の面白さを、それぞれの目線で見つけてほしい。『電線の恋人』著者・石山蓮華さんインタビュー

『電線の恋人』目次
はじめに
1 電線とわたし
2 イメージの中の電線たち
3 電線をもっと愛したい
おわりに 電線愛好活動は人生の生命線である

『電線の恋人』石山蓮華さんのサイン入り本を、好書好日メルマガ読者5人にプレゼントします(応募にはメルマガの登録が必要です。応募フォームから登録できます)。締め切りは2023年2月10日正午まで。

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