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「竜珠」集めるから生き返って アジアで広がる鳥山明さんへの哀悼

鳥山明さん=1981年撮影

 8日に発表された漫画家の鳥山明(とりやま・あきら)さんの死去はアジア各地でも伝えられ、追悼の声が相次いでいる。

 中国でもこの日、ニュース各社がこぞって鳥山さんの死去を速報した。IT大手テンセントのニュースサイトには、訃報(ふほう)の特設ページも設けられた。

 鳥山さんの「ドラゴンボール」は、中国語で「竜珠」と表記され、アニメが放映された1990年代を中心に絶大な人気を誇った。主人公・孫悟空の名前を含め、作品の初期は中国の古典「西遊記」の世界観を色濃く反映していたことも、中国で人気となった理由だ。

 もう一つの代表作「Dr.スランプ」も、中国では「阿拉蕾(アラレ)」の名前で人気だ。

 ニュースサイト大手「環球網」が掲載した訃報(ふほう)には、1時間足らずで500件以上のコメントが集まった。「(作中でどんな願い事もかなう)7個のドラゴンボールを集めるから生き返って」「幼い頃の自分へくれた無限の楽しさにありがとう」「永遠の古典」といった哀悼と感謝のメッセージが並んだ。

(斎藤徳彦=北京、稲田清英=ソウル、河野光汰)朝日新聞デジタル2024年03月08日掲載

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