honto2024年上半期BLコミックランキング
- 『夜明けの唄』ユノイチカ(シュークリーム)
- 『嫌いでいさせて』ひじき(リブレ)
- 『ナカまであいして』百瀬あん(海王社)
- 『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』豊田悠(スクウェア・エニックス)
- 『パーフェクトアディクション』美山薫子(海王社)
- 『恋をするつもりはなかった-double-』鈴丸みんた(集英社)
- 『SWALLOW’S BOX 里つばめ作品集』里つばめ(大洋図書)
- 『春うらら好色男の宿/夏くゆる好色男の宿』akabeko(新書館)
- 『ちぐはぐなキス』末広マチ(集英社)
- 『憐れなβは恋を知らない』屋敷シマ(ブライト出版)
honto井上の注目作品は……
今月の「BLことはじめ」は、hontoの上半期ランキングを題材にBLコミックの注目作品をチェックしていきたいと思います!
TOP10にはランキング常連の大ヒットシリーズなど人気作品がひしめく状況ですが、その中でまず注目なのは9位にランクインした末広マチさんの『ちぐはぐなキス』(集英社)です。
【あらすじ】
高校三年、最後の青春を謳歌したいと願う熊井(くまい)は、彼女が欲しいと思いながらも過去のトラウマのせいでなかなか踏み出せないでいた。
そんなある日、仲のいいクラスメイトの女子が最近彼氏と別れたと聞きスマホで連絡を取ってみると、とんとん拍子でお付き合いすることに。
翌日そわそわしながら待ち合わせ場所に行ってみれば、なぜかそこに現れたのは学校一のイケメンモテ男子・笹原(ささはら)だった!
メッセージの宛先を間違えていたことに気づいた熊井だが、言い出せないまま笹原と付き合うことになってしまって……。
爆モテイケメン×奥手ピュアボーイの、勘違いから始まるハプニング・青春ラブ♡
「ちぐはぐなキス」作品紹介より
人違いでメッセージを送って告白までしちゃうっていう衝撃の展開から始まる初々しい恋模様が新鮮かつ至高です。笹原に嘘をついているモヤモヤを抱えながらも、気づけば引き返せないほど好きになってる熊井の感情が痛いほど伝わってくるのが見どころ。遠回りしてすれ違って、まさに“ちぐはぐ”な2人ですがどうか温かく見守って頂きたい!
そしてお次は5位にランクインとなった美山薫子さんの『パーフェクトアディクション』(海王社)です。
【あらすじ】
「俺、お前の顔好き。だってすげーきれいじゃん」
面食いでヤリチンの大学生・明仁は、美人な顔して澄ました態度の冴がどうにも気に食わない。
合コンで狙っていた女子も冴目当てだとわかり、イライラはMAXに。
そんな時、ホテル街で冴が男と揉めているところに遭遇した明仁。
実はゲイでネコだが気持ちよくなれない悩みを明かす冴は普段とは打って変わって隙だらけ。
煽られた明仁は冴を強引に押し倒すが、予想外に感じまくる冴に抑えがきかなくなり――!?
「パーフェクトアディクション」1巻作品紹介より
プライド高い&だらしない遊び人の明仁とツンデレ&健気な冴の“最悪”な組み合わせが魅せるプレイが最高にエロ可愛い! お互い感情を素直に言葉にできない中で激しく体を求め合う2人の不器用さが萌えます。ちなみに、明仁がイライラを募らせると野獣味が増して色気ムンムンになるので個人的には常にイライラしててほしいですね(笑)。
さぁ、そして最後は見事1位を獲得したユノイチカさんの『夜明けの唄』(シュークリーム)!
【あらすじ】
黒い海からくる化け物と闘うたび、命が蝕まれてゆく戦巫子のエルヴァ。
それを知った少年アルトは憤り、エルヴァが救われる術を探しながら、そばにいることを誓う。
そうして8年ーー。アルトは精悍な青年へと成長した。
ともに過ごす日々で降りつもった恋心を、そっと胸にしまったまま…。
一方、数年の命と思われたエルヴァは、何故かアルトと過ごすうちに回復の兆しをみせていて…?
健気に恋する忠犬ワンコと、無愛想な愛し下手が紡ぐファンタジー・救済ロマンス。
「夜明けの唄」1巻作品紹介より
2021年の1巻発売以来、超がつくほどの人気シリーズとして圧倒的な読者の支持を集めている本作。今年4月に5巻が発売となり、その勢いはさらに加速しております!
何がすごいって、1巻からずっと物語が展開し続けていること。壮大な世界観を持て余すことなく、徐々に物語の謎が解き明かされていく様子を登場人物たちと同じ目線で体験できるんです。そして緩やかに、また時に急激にエルヴァとアルトの絆が強くなっていき、親愛が愛情へと変わってゆく様が物語の醍醐味として読者の心を掴み続けています。物語はいよいよ2人の過去や真相に迫っていき、もう本当に目が離せない展開になっております! 今からでも遅くない! イッキ読み推奨です!
さて、上半期ランキングいかがだったでしょうか。皆さんの気になる作品を是非チェックしてみて下さい!