2年に1度、子どもの本の優れた作り手に贈られる国際アンデルセン賞の今年の受賞者が、13日に発表された。作家賞はイギリスのマイケル・ローゼンさん、画家賞は中国の蔡皋(さいこう)さんに決まった。8月にカナダのオタワで開かれるIBBY(国際児童図書評議会)世界大会で授与式が行われる。
マイケル・ローゼンさんは1946年生まれ。74年に最初の詩集を出版し、子ども向けから大人向けまで200冊以上の本を手がけている。戦争、移民といったテーマに向き合った作品も。邦訳作品に「きょうはみんなでクマがりだ」や、息子を亡くした経験をもとにした絵本で谷川俊太郎さんが訳した「悲しい本」などがある。
蔡皋さんは46年生まれ。93年に「パオアルのキツネたいじ」で、中国の作家として初めてブラチスラバ世界絵本原画展(BIB)金のりんご賞を受賞。長く中国の児童書界をリードしてきた。国際アンデルセン賞画家賞を中国の作家が受賞するのは初。邦訳作品に「ふしぎなはごろも」などがある。
国際アンデルセン賞は、56年に第1回の授与が行われた。「Little Nobel(小さなノーベル賞)」とも呼ばれ、日本からは作家賞をまど・みちおさん、上橋菜穂子さん、角野栄子さん、画家賞を赤羽末吉さんと安野光雅さんが受賞している。(松本紗知)=朝日新聞2026年4月25日掲載