19世紀末の中国に生まれ、東京留学を経て20代半ばでパリへ渡り、自由な生活を謳歌(おうか)しつつも貧困の中で没した画家・常玉(サンユー)(1895~1966)。彼の日本で初の画集が出た。
肉感的な裸婦や動物を描いた油彩画や水彩画は、しなやかな線が印象的。父から書画を学んだ経験を生かし、デッサンに毛筆を用いたという。裸婦の大胆なポーズには中国の山水画のイメージを重ねたとの見方も。東西の美の独自の融合とも、東西という枠組み自体を超えようとしたとも感じられる。=朝日新聞2018年7月7日掲載
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