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「雑種 カフカ ショートセレクション」 カフカの名短編を新訳で

  名作を残した作家の短編を収めたシリーズ「世界ショートセレクション」の9点目は、フランツ・カフカ。『雑種』(理論社・1404円)は、子猫と子羊が混血したペットを飼う表題作や、断食力に絶対の自信を持つ男の真実が明かされる「断食芸人」など、15作を収録。短くても不条理な世界を、酒寄進一が親しみやすい言葉で新訳した。ヨシタケシンスケが絵を担当。=朝日新聞2018年9月1日掲載