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幸せになった保護犬・保護猫たち ペットサイト「sippo」から写真集

めめ(左)とクリパ=いずれも『みんなイヌ、みんなネコ』から

「保護犬」「保護猫」という存在をご存じでしょうか?

 野良犬・野良猫として生まれたり、手放されたりして飼い主がいないため、自治体の施設や動物愛護団体などに一時保護された犬や猫のことです。

 自治体の施設に収容され、もらい手がなく一定期間が過ぎると、殺処分される運命にあります。2017年度には全国で計10万648匹の犬や猫が引き取られ、4万3216匹が殺処分されました。このうち猫が3万4854匹を占め、2万1611匹は生まれたばかりの子猫でした。

 そんな命を奪われる犬や猫を減らそうと、全国各地の自治体や愛護団体が努力を続けています。

リプリー

かわいい存在を知ってもらいたい

 理屈や先入観ぬきに、ペットショップなどで売られている犬や猫と同じように、保護犬や保護猫がかわいい存在だと知ってもらう。そんな目的で、ペットサイトsippoは2016年9月から、写真展を中心としたチャリティーイベント「みんなイヌ、みんなネコ」を毎年開いています。

 多くの人に気軽に見てほしいと考え、あえて写真展のタイトルに「保護犬」「保護猫」とはうたっていませんが、展示している写真はすべて元保護犬や元保護猫です。

 撮影したのは、それぞれの飼い主。犬や猫が飼い主に見せる穏やかな表情から、幸せな暮らしぶりが伝わってきます。それぞれ出会いのエピソードや飼い主の思いなどメッセージを添えて展示しています。

 かわいい写真と、そこに書かれた率直な言葉に心打たれると、写真展は大変好評で、今年で4年目を迎えました。ただ、会場と期間が限られるため、写真集にしてほしいという声が各地から寄せられ、出版に至りました。

モコ次郎

それぞれにあふれる飼い主の思い

 写真集『みんなイヌ、みんなネコ』には、今年の写真展の出展作品を中心に100点を収録しています。飼い主さんのメッセージも写真展同様、それぞれの写真に添えてあります。その一部を紹介すると……

《ふくちゃんがうちに来てから毎日笑っています。ゴミ箱をあさって逃げ回ったり、ベッドに骨が隠してあったり、おじいさんみたいなイビキをかいたりするけど、皆ふくちゃんが大好きです。生きててくれてありがとう、ふくちゃん》

《過去にあなたたちを傷つけ捨てた「人間という生き物」をもう一度信じてくれてありがとう。お互いを慈しみ支え合うあなたたちの姿から、たくさんの幸せと気付きをもらっています。これからもずっと一緒にいてね》

《動物に流行なんていらない……私たち人間と同じで一人一人、一匹一匹に個性や性格があって、みんなそれぞれの魅力がある。可愛がれば可愛がるほど可愛くなる。人間も動物も大切なのは愛情だと思います》

ぐっぴーのページ

保護犬・保護猫を譲り受けることを普通のことに

 写真集に登場する犬や猫たちもかつて保護犬、保護猫でしたが、今では新しい家族のもと、元気に幸せに暮らしています。保護犬や保護猫を譲り受けて飼うことが、普通のこととしてもっと広がれば、人間の都合で命を落とす不幸な犬や猫を減らすことができます。

「犬はみんな犬、猫はみんな猫。すべての犬や猫、そして人が幸せになれる社会にしたい」

 そんな思いから写真集を作りました。売上の一部は、公益社団法人「アニマル・ドネーション」を通じて動物保護団体に寄付する予定です。

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幸せになった保護犬・猫の写真集 「みんなイヌ、みんなネコ」 [sippo]