犬と並んで人間の「長年の友」としての地位を占めてきた猫。しかし、犬と比べて心がなかなか読みづらく、飼い主がその一挙一動に振り回されてしまうこともしばしば。今回紹介する「ねこ検定」はそうした猫の気持ちを理解し、猫と一緒に過ごす時間をより充実させる目的ではじまりました。
2020年3月に4回目の開催を迎えるねこ検定は、これまでに延べ1万人以上の受験者を数えています。しかし、誇るべきは人数より、むしろその役立ち度にあるかもしれません。ねこ検定受験者を対象に行ったアンケート結果によると、およそ9割の人が、勉強を通じて猫の気持ちが理解できるようになったと答えています。
検定は上級・中級・初級の3つのランクがありますが、初級でも、たとえば猫が食べてはいけないものや、猫のくつろぎ場所として適切な場所など実践的な問題が意識されており、検定に合格するかしないかに関わらず、勉強で得た知識をさっそく実生活に生かすことができます。
最初に「猫は人間の長年の友」と書きましたが、ねこ検定は猫と暮らしている、または暮らした経験がある人以外の受験者も少なくはなく、猫に対する関心の高さが伝わってきます。猫と暮らしていなかったとしても、たとえば猫のいる友人の家や、猫カフェを訪れることもあるでしょう。そうした機会をより充実したものにする意味でも、いちどねこ検定をチェックしてみてはいかがでしょうか?
例題にチャレンジ!
【問題1】
「三毛猫」の特徴で正しいのはどれか?
- カギしっぽ
- 毛の色は灰・黒・茶
- ほぼメスしか生まれない
- ほぼオスしか生まれない
【問題2】
なでている時に猫が見せる「もうそろそろやめて」のサインで正しいのはどれか?
- 耳を細かく動かす
- しっぽを左右に振る
- 前足でグーパーを繰り返す
- 寝返りを繰り返す
【正解】タイトル問題=3、問題1=3、問題2=2