リモートワークが進んでオンラインミーティングが増える中、非言語コミュニケーションの重要性を改めて痛感している人も多いのではないでしょうか。そんな人にぜひ手にとってもらいたいのが「仕事のしぐさ図鑑」です。
本書は、プレゼンや会議、会食などの仕事の場で役に立つ“しぐさ”のコツを紹介する図鑑。さまざまなシチュエーションごとに、「デキる人」と「残念な人」のしぐさを比較してポイントを解説しています。話している内容は同じでも、手の動きや表情、声などの非言語のしぐさによって、相手に与える印象や説得力は大きく変わってくるものです。
例えば、オンライン会議で参考にしたいのが、カメラとの距離をコントロールするというテクニック。人の話を聞く時はカメラから適度に離れ、自分が話す時や発言したい時にはカメラに近づき、さりげなく自分の像の大きさをコントロールすることで、自分の意見をしっかりとアピールできるといいます。「傾聴」と「主張」の姿勢を目に見える形で見せることで、会議の進行もスムーズになりそうです。
さらに、印象を左右しやすい、手のジェスチャーや顔の表情に焦点を当てて、それらの意味や印象についてもまとめられています。インタビュー写真にありがちな“ろくろ回し”も、大切なことを丁寧に熱く語っているからこそ、あの手になってしまうんだとか。
まずは形から入るというのも一つの手。デキる人のしぐさを真似れば、自分自身の意識も変わっていくはずです。