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『江戸川乱歩大事典』 中期以降を大衆文化との関わりで再評価

 本格ミステリー、通俗長編、少年探偵団ものなど多彩な作風で知られる作家・江戸川乱歩。「社会のほうへと大きく踏み出し」た中期以降を、20世紀大衆文化との関わりで再評価したのが『江戸川乱歩大事典』(落合教幸、阪本博志、藤井淑禎、渡辺憲司編、勉誠出版・1万3200円)。「男色」「文化住宅」など気になった項目を拾い読みするだけでも楽しい。=朝日新聞2021年5月15日掲載