アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の韓国での観客数が18日までに、200万人を突破した。韓国では、主人公がつける耳飾りが、旧日本軍の「旭日(きょくじつ)旗」に似ていると問題視され、デザインの変更を迫られたが、そんな韓国でも「鬼滅人気」が続いている。
韓国では「鬼滅の刃」は1月下旬に公開された。200万人突破に加え、単行本の最終巻となる23巻の売れ行きは、ソウルの代表的な大型書店「教保文庫」で、4週連続で総合部門1位を記録している。
映画「鬼滅の刃」は米国では4月23日から公開され、同月25日の日曜日までの最初の3日間の興行収入が1950万ドル(約21億円)を記録し、北米で公開された外国語映画では歴代1位の興行収入だった。調査会社「コムスコア」によると、週末3日間の米国内の興行収入ランキングで2位となり、5月14日時点でも4位となっている。
(ソウル=神谷毅)朝日新聞デジタル2021年05月18日掲載