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滝沢カレンさんの「好書好日」連載が本に 早川書房が6月に「ハヤカワ新書」を創刊

 早川書房の「ハヤカワ新書」創刊ラインナップのなかの1冊として、「好書好日」の人気連載「滝沢カレンの物語の一歩先へ」が選ばれました。2018年7月にスタートした連載のうち文芸作品をテーマにしたものを選びだした傑作選で、タイトルは『馴染み知らずの物語』です。たとえば「変身」では、ある朝、目が覚めたら自分がベッドになっていた――!? タイトルから妄想をふくらませたカレン流の物語はカフカも驚く「変身」を遂げています。

 6月に創刊される「ハヤカワ新書」のテーマは「未知への扉をひらく」です。海外の最先端の動向や知見を翻訳紹介してきた早川書房らしさを生かし、サイエンス、人文、ビジネスなどの幅広いジャンルで、日本の著者が書き下ろします。

 滝沢カレンさん以外の創刊ラインナップは4点。エラリイ・クイーンやアガサ・クリスティーの作品から英語を学ぶ、翻訳家・越前敏弥さんの『名作ミステリで学ぶ英文読解』、解剖学者、言語学者、メタバース専門家、能楽師らが「現実とは何か」という問いに答えていく藤井直敬さんの『現実とは?──脳と意識とテクノロジーの未来』、もしもナウマンゾウやカムイサウルスが現代の日本の街を闊歩していたら? という想像を架空の旅のガイドブックに仕立てたサイエンスライター・土屋健さんの『古生物出現! 空想トラベルガイド』、ゆがんだ教育熱から親子のあり方を問う石井光太さんの『教育虐待――子供を壊す「教育熱心」な親たち』です。

 「ハヤカワ新書」の創刊5点は6月20日に発売予定。以降7月18日、8月22日に各3点の刊行を予定しています。