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「はれときどきぶた」児童文学作家の矢玉四郎さん死去、80歳

「はれときどきぶた」(岩崎書店)

 「はれときどきぶた」で知られる、児童文学作家で画家の矢玉四郎(やだま・しろう)さんが7月14日、老衰のため死去した。80歳だった。葬儀は家族で営んだ。

 大分県別府市出身。商業デザイナーや、ナンセンス漫画の作家を経て、児童文学作家になった。1980年に発表した代表作「はれときどきぶた」(岩崎書店)は、少年が母親を驚かせようと書いたでたらめな日記の内容が現実になるというストーリー。これまでに153万部が発行され、英語や中国語にも翻訳された。「あしたぶたの日ぶたじかん」「ぼくときどきぶた」など続編も刊行され、シリーズ全10巻の発行部数は累計380万部にのぼる。

朝日新聞デジタル2024年08月20日掲載