1. HOME
  2. トピック
  3. 横山智子展「物語が聴こえる」 物語の世界観を画家の感性でとらえる 22日から伊勢丹新宿本店で

横山智子展「物語が聴こえる」 物語の世界観を画家の感性でとらえる 22日から伊勢丹新宿本店で

「夢の端」(小池真理子さん『恋』にインスパイアされた作品)

 小説やエッセーの挿絵や装画を手がけてきた横山智子さんの個展「物語が聴こえる」が、10月22日から28日まで東京・伊勢丹新宿店本館6階アートギャラリーで開かれる。小池真理子さんの『恋』や吉田修一さんの『悪人』、小川洋子さんの『密やかな結晶』といった文芸作品から触発された思いを絵に込めている。

 展示されるのは約40点で、小説やエッセー、詩などのイメージを結晶化させ、作品世界をそれぞれ1枚の絵で表現している。小池さんの人気エッセー『月夜の森の梟』からインスパイアされた「ひなた」では、横になったまま何かをじっと見ている猫の姿を描いている。横山さんは「心の奥底に潜んでいるどうしても描きたい何かを見つける鍵をくれた物語を絵にしました」と振り返ります。

 入場無料。展示されている絵は販売する。