7月9日、東京・新宿で「好書好日」を含めたバーティカルメディア5サイトのお披露目イベントを開きました。各サイトの編集長とゲストとの対談で、「好書好日」に登壇してくれたのは、コラム「藤巻亮太の旅是好日」を執筆しているシンガー・ソングライターの藤巻亮太さん。サイトのキーカラーである黄色いシャツをまとい、同じく黄色いハンカチを胸に挿した野波健祐編集長としばし歓談しました。以下に当日の模様を採録します。
「旅是好日」連載タイトルの意味は?
野波:みなさん、こんにちは。「好書好日」編集長の野波と申します。「好書好日」は簡単に紹介すると、「ブックサイト」です。ブックサイトなので、もちろん本好きの方に読んでいただきたい。そのためのコンテンツをいっぱい用意していますが、本好きの方だけではなく、映画やアート、音楽などの様々なカルチャー、旅や食べ物などのライフスタイルに貪欲な興味を持っている方にも楽しんでいただきたい。ただし本を通じて、というややこしいサイトになっております。
先ほど鈴木おさむさんがおっしゃっていた(※対談に先立ち、ゲストとして登場した放送作家の鈴木さんから各サイトへ企画の提案がありました)芥川賞や直木賞を受賞された作家さんたち、つまり本好きの方々から他のカルチャーへの誘導というのも実はやっておりまして、人気作家さんたちが月代わりで思春期に大好きだった映画、音楽、マンガなどを紹介する企画をやっております。初回は芥川賞作家の津村記久子さんに登場いただいています。一方、別のジャンルから本に入ってきてもらおう、という企画もいっぱいあります。その一つが、こちらにいらっしゃる藤巻亮太さんにお願いしている連載です。タイトルは「藤巻亮太の旅是好日」です。なんで「好日」にしたんですか?
藤巻:もともと禅の言葉で「日々是好日」という言葉があって、レミオロメンから藤巻亮太としてソロ活動をしてるんですけど、セカンドアルバムのタイトルが「日日是好日」というタイトルで、(同名の)曲もあるんですけど、そこからいい言葉だなーと思っていて。それで、ここ使えるんじゃないかなっていうことで。
野波:すでに1回目が掲載されていて、ネパールの旅で始まっているんですけど、どういう企画なんですか?
藤巻:そうですね、もともと30代になってから結構旅をするようになって、読書も増えてきたんです。旅をすると、いろんなことを感じたり、いろんなことを考えたり。その中でやっぱり読書もどこか旅みたいなところがあるんじゃないかなと思って、旅に行ったことを振り返りつつ、月に1回、1冊何かおすすめの本をみなさんに紹介できたらな、というそんなエッセーですね。
野口健さんに導かれて
野波:1回目に(登山家の)野口健さんが出てきますが、どういうご関係ですか?
藤巻:僕ミュージシャンなんですけど、なぜか野口健さんととても仲がよくてですね。なんかウマが合って、健さんが登山に連れて行ってくれるんですね。30代になってから1回、日本で八ケ岳に行って、その後なんか才能を発掘してもらって、いきなりヒマラヤに連れて行ってもらったんです。
野波:いきなり飛んだ!
藤巻:いきなり(笑)。全然刻まないんですよ。そのネパールに初めて行った時に、物理的にも遠い場所だったんですけど、気持ちも、自分自身が日本で音楽をやっている時のマインドからすごく離れられて、自分自身を客観的にみることができたんですね。その経験が割と、自分の人生においておっきな転換点をくれたんです。そういうような、旅で気づきがあったりとか、感じたりとかっていうことをエッセーにまとめたんですけど、同じような経験を野口さんもされていて。それで、野口さんの『落ちこぼれてエベレスト』っていう本を紹介したいなと思って、自分の経験と野口さんの本の中に書かれている自分の生い立ち、そういうことをリンクさせながらエッセーを書かせていただきました。
野波:連載では藤巻さんがご自身で撮られた写真が載っていて、すごくすてきなんですよね。カメラはお好きなんですか?
藤巻:30代になってからソロ活動を始めたり登山を始めたりするなかで、写真もすごく好きになって。いろんなアングル、いろんな尺度、いろんな角度で世界を切り取ったら1個のものが違う風に見えるんだなあっていうことを、旅そして写真ですごく学んでますね。
音楽でも新しいチャレンジ
野波:あの、旅に行かれて登山をやられて、写真も撮られて、音楽っていつやってらっしゃるんですか?(笑)
藤巻:ものすごい言われるんですけど、実は。旅に行く時に、いつ音楽やってるんだと。あのー、ご安心ください。ちゃんとやっておりましてですね、藤巻亮太、この連載も新しいチャレンジなんですけども、音楽でもチャレンジをしていこうと思っていまして。いま着々と準備しているのが、10月7日に地元山梨で初めて自分が主催するフェスです。山梨には富士山がありますけど、僕が藤巻っていうこともあって、「マウント・フジマキ」っていうタイトルでフェスをやろうと思ってます、はい。
野波:それは登山とは関係している……
藤巻:本当にすいません、関係ないです(笑)。なので、本当に音楽でみなさんを盛り上げられたらなあと。そして連載でもみなさんを盛り上げられたらなあと思います。
野波:エッセーのページで、藤巻さんの音楽情報も逐一入れていきますので、エッセー同様お楽しみいただきたいと思います。ほかにもいろんなジャンルの、いろんな企画を用意しております。ぜひサイトをご覧ください。「好書好日」をグーグルで検索してください。変換できませんが、単語登録して入れていただければと思います。藤巻さん、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。
藤巻:よろしくお願いします!
プレゼントキャンペーン! ビール当たります
このたび好書好日では、サイトのローンチを記念したSNSキャンペーンを行います。TwitterまたはInstagramで応募できます。奮ってご応募ください。
【キャンペーン概要】
好書好日のTwitterまたはInstagramのフォロワー3名に、抽選でクラフトビールの詰め合わせ12本入りをプレゼントします!好書好日では、ビール評論家の藤原ヒロユキさんによる、うまいビールのあるお店をめぐりながら本を読む連載「To The Beer Bar~ちょいのみ親父の探訪記~」を掲載中。読者のみなさまもよーく冷えたビールで暑すぎる夏を乗り切ってください!
応募期間 : 7/20(金)~8/24(金)
【応募方法】
Step01、好書好日の公式Twitterアカウントをフォローする
Step02、ハッシュタグ「 #ビールと本 」をつけて、ビールを飲みながら読みたい本のタイトルをつぶやく
Step01、好書好日の公式Instagramアカウントをフォローする
Step02、ハッシュタグ「 #ビールと本 」をつけて、ビールと本とが写った写真を投稿する
【ご当選者の発表】
応募の締め切り後、厳正なる抽選の上当選者を決定いたします。応募はお1人様1回とさせていただきます。結果発表は、当選者にTwitterまたはInstagramのダイレクトメッセージでのご連絡をもってかえさせていただきます。当選通知を受け取った方は、ご連絡先や賞品のお届け先など必要事項を、指定の方法でご連絡ください。ご連絡が1週間以内にない場合は、当選を無効とさせていただきますのでご注意ください。
賞品の発送は日本国内に限らせていただきます。