「あの小説をたべたい」は、好書好日編集部が小説に登場するごはんやおやつを料理し、食べることで、その物語のエッセンスを取り込み、小説の世界観を皆さんと共有する記録です。
今回は、J・K・ローリングの『ハリー・ポッターと賢者の石』に挑戦しました。なんと、本作の初版発行から今年で20周年なんだそう。
両親を亡くし、おじ、おば、いとことロンドン郊外で暮らすハリー・ポッター。家でも学校でもいじめられて肩身の狭い思いをしていましたが、11歳の誕生日を迎えようとしていたとき、ホグワーツ魔法魔術学校から入学許可証が届きます。魔法学校でハリーを待ち受けていたのは、新たな出会いと友情、冒険の日々。そして自身の出自にまつわる宿命でした……!
世界的ベストセラーファンタジーの第1作目です。
「ハロウィーン」を食べる
なんとか無事にホグワーツに入学し、組分け帽子の儀式を経てグリフィンドール寮へと入ることになったハリー。同じくグリフィンドールに入ったロンやハーマイオニーらとともに、一人前の魔法使いになるべく日々奮闘します。
そんなあるハロウィーンの日に出てきたパンプキンパイを作ってみました。
ハロウィーンの朝、パンプキンパイを焼くおいしそうな匂いが廊下に漂ってきて、みんな目を覚ました。
新学期の始まりの時と同じように、突如金色の皿に乗ったごちそうが現れた。
カボチャをマッシュするのがちょっと大変でしたが、カボチャのほどよい甘みが秋らしい味わいのパイに仕上がりました。ホグワーツのように、空っぽの皿に突然ごちそうを出現させる魔法は使えないので、チキンやジャガイモ、パプリカなどを焼いたローストチキンポテトを作ってパーティー感を演出。ハロウィーンらしい、華やかな食卓になりました。