「あの小説をたべたい」は、小説に登場するごはんやおやつを再現してみる動画コンテンツ。「どんな味だろう?」「こんな料理かな?」と想像をふくらませて、好書好日流のレシピで紹介します。“読む”だけでなく、ぜひ“作って食べて”物語の世界を味わってみてください。読んでから食べるか、食べてから読むかは、あなた次第です!
好書好日流「ヴァニティー・ケーキ」の作り方
<材料(4人分)>
- バター(無塩でも有塩でも可) 40g
- 水 80ml
- 塩 ひとつまみ
- 卵 2個
- 薄力粉 50g
- 粉砂糖 適量
- 揚げ油 適量
【事前準備】
・薄力粉はふるいにかける。
・卵は溶きほぐす。
<作り方>
- 鍋にバター、水、塩を入れ、中火で加熱して溶かす。
- ふつふつと沸いてきたら薄力粉を加え、木べらで混ぜる。ひとまとめになって、鍋から生地が離れるようになったら火を止める。
- 卵を少量ずつ加え、なめらかになるまで混ぜ合わせる。
- 揚げ油を150度に温める。
- スプーンで一口大サイズにすくって4の中に入れ、全体がキツネ色になるまで8分ほど揚げる(5〜6倍に膨らむので、入れすぎない)。
- バットにあけ、粗熱が取れたらたっぷりの粉糖をかける。
ワイルダー『プラム・クリークの土手で』ってどんな作品?
著者の子ども時代の体験をもとに書かれた自伝的小説「インガルス一家の物語」シリーズの第三作目。
大草原の小さな家を出て、ミネソタ州プラム・クリークに落ち着いたインガルス一家。ローラは姉のメアリイと共に学校に通い始めます。1870年代、開拓時代のアメリカを舞台に、大自然での厳しい生活を通じて成長していく少女ローラとその家族の物語です。
「ヴァニティー・ケーキ」は、ローラが同級生らを招いたパーティーで出されたおもてなしの一品。かあさんが皆のために作ってくれたケーキは、中身は空っぽなのにやたらと膨らむことから、「見栄っ張り(ヴァニティー)ケーキ」という名がついたといいます。ローラたちと同じように、冷たいミルクと一緒にどうぞ。