若手棋士の目覚ましい活躍や将棋を題材にしたマンガや映画に感銘を受け、将棋を始めたいと思う子どもたちが増えています。
本書は、初心者の少年を主人公にしたマンガ仕立ての入門書です。玉将がボスキャラ、金将が側近といったように、ロールプレイングゲームに見立てた導入部は、将棋を全く知らなくても興味をそそられます。一局を序盤、中盤、終盤に分けた解説はわかりやすく、棋譜の読み方から詰みまで対局の流れに沿って図解しているため、複雑なルールも理解しやすくなっています。
監修者は、人気棋士も通った将棋教室の主宰者。将棋は思考力と集中力を鍛えると言います。子どものうちから始めることで、一生の宝を得られるでしょう。
定価1000円+税 大泉書店 03・3260・4001