縁に支えられてきて今の自分がある
僕は縁というものを特に大事にしています。縁に支えられてきたからこそ、今につながる自分があると思っています。家にひきこもっていた19歳の頃、「ジャマイカに行って、レゲエをやらないか」と声を掛けてくれたのが、中学の同級生でもあるINFINITY16の寺島(TELA-C)。ポジティブな性格の彼の誘いに乗り、新しい一歩を踏み出しました。妻との出会いもそうです。どんな時もへこたれない、愛情偏差値の高い彼女から大きな影響を受けました。そんな自己肯定感の強い人たちに出会い、憧れて、自分を変えてみようと思うようになりました。
ポジティブな言葉をとにかく使おう!
そんな僕がポジティブになるために、実践していることを二つ紹介します。一つ目は「生活の中での小さなノイズは早めに取り除く」。スマホの画面にヒビが入ったら、すぐに修理する。傾いている額を直す。人間関係の亀裂もそうです。気になることを取り除くことで、穏やかな日常を過ごせます。二つ目は「ポジティブな言葉をとにかく使う」。良い言葉の響きに人は癒されます。そして口に出していけば、それが習慣となり、だんだんと前向きな気持ちになれます。また、自分の子どもに対して実践していることもあります。それは「強制や期待をせずに、どんな時でも褒めてあげる」。目標のハードルを下げて、子どもがハードルを越える度に褒めてあげます。常に認めてあげることが、将来の自己肯定感の高さにつながっていくと思っています。
一生懸命になることが運を引き寄せる方法
運は、どうやったらつかめるか。よく聞かれますが、未来なんて誰にも分かりません。今、不正解だと思っていたことが、後になって正解になる場合もあります。そんな曖昧な人生の中で唯一やれることがあるとしたら、目の前のことに一生懸命になることだけです。自分に少しでも期待してくれた人のために頑張ってみる。そうすることでポジティブな自分になれると、身をもって体現してきました。あきらめなかったら、必ずうまくいきます。僕がそうでしたから。そして、それが僕自身が気付いた“運を引き寄せる方法”なのです。
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