サンちゃんは5歳。発達障害のひとつ、自閉症スペクトラムの女の子です。成長がゆっくりで、こだわりが強く、言葉がなかなか覚えられないけれど、いつも元気いっぱい。
そんなサンちゃんに振り回されながらも、育児に試行錯誤するお母さんが本書の著者。ふとした仕草がおかしかったり、些細なことで感動したりの毎日をコミカルな漫画で描きます。気持ちが追い詰められて相談員に泣きついたときは、「お母さんだって嫌なものは嫌でいいの」という言葉に救われます。
なぜかいつもつま先立ちのサンちゃんと、怒るとカマキリポーズになる弟のワッくん。そして、愛情いっぱいの母と父のほのぼの育児記録。療育施設の仕組みもわかりやすく紹介されています。
定価1200円+税 扶桑社 www.fusosha.co.jp