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岩橋淳「いつだって本と一緒」 思い出の書店員の連載を刊行

 『いつだって本と一緒』(皓星社・2200円)は書店員の岩橋淳さんが岩手日報に連載した読書案内をまとめた一冊だ。盛岡市のさわや書店の児童書専門店MOMOやジュンク堂書店盛岡店で店長を務めた岩橋さんは、筋萎縮性側索硬化症(ALS)と闘い、2019年に58歳で亡くなった。

 新聞の若者向けのページで04年から18年にかけ紹介したのは計273冊。幅広い選書に読みやすい文章で、若い読者に本の面白さを伝えようという熱意があふれる。連載の最終回では「本を読もう。出会うために」と呼びかけた。

 その死を知った皓星社の晴山生菜(はれやませいな)社長が「岩橋さんの存在や文章を知ってほしい」と刊行を発案。クラウドファンディングで制作費も寄せられた。岩手県出身の晴山さんは34歳。中高生時代にMOMOに通い、連載の読者だった。「私の青春でした」。この一冊から新たな出会いが広がることを願いたい。(滝沢文那)=朝日新聞2021年2月20日掲載

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