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「ダーウィン事変」がマンガ大賞受賞! 受賞後初の新刊第4巻発売中

提供:講談社

 講談社の青年漫画誌「アフタヌーン」に連載中の『ダーウィン事変』(うめざわしゅん著)が、マンガ大賞2022の大賞を受賞しました。米国の研究所で生まれた半分ヒトで半分チンパンジーの「ヒューマンジー」をめぐる、骨太のエンタテインメント。受賞後初の新刊となる第4巻も4月21日に発売。今後のさらなる盛り上がりが期待されます。

「ヒューマンジー」をとりまく物語

 物語の主人公・チャーリーは、人間とチンパンジーの間に生まれた交雑種の「ヒューマンジー」。人間の育ての親に15年間育てられ、高校に入学。同級生の女の子・ルーシーと出会い、初めての友達ができます。しかし周囲からの差別や偏見にさらされ、さらに「動物解放同盟(ALA)」と名乗るテロリストの思惑に巻き込まれて事件が続発。ルーシーや家族を守るため、チャーリーは高い知性と超人的な運動能力を武器にテロリストと対峙します。

提供:講談社

 現実離れした設定でありながら、アニマルウェルフェアや環境問題、断絶やヘイトといった現代社会のありようが織り込まれていて、まるで少し先の世界を映し出しているかのよう。フィクションとリアリティが絶妙なバランスで折り合い、繊細なテーマを扱いながら一気に読者を引き込んでいく、極上のエンタテインメントとなっています。

 作中で印象に残るのが、主人公・チャーリーの言葉。「人間だけを特別にする必要があるの?」「君もボクもすべての動物はただの1だよ」。ヒトの常識にとらわれない率直な一言に、ハッとさせられることも。読み手の先入観や固定観念を揺さぶるところも、本作品の魅力の一つでしょう。

朝日新聞4月27日付朝刊には全面広告が掲載

 本作品は、書店員を中心とした有志が選ぶ「マンガ大賞2022」大賞のほか、「このマンガがすごい!2022」のオトコ編第10位、第25回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、「出版社コミック担当が選んだおすすめコミック2022」第2位などに選出されました。そして最新の第4巻では、チャーリーの生誕にまつわる衝撃の事実が明らかに。物語は新しい局面に突入します。

公式サイトで第1話試し読み

 「アフタヌーン」公式サイトでは現在、第1話の試し読みができます。
試し読みはこちらから

 試し読みの最終ページに記載があるとおり、作品は第1話を「クリエイティブ・コモンズ・ライセンス」で提供中です。著作権を明示した上で内容の改変をせず、非営利目的の場合に限り、複製や拡散ができます。