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ボブ・ディラン公演、大阪からスタート ノーベル賞後初の単独来日

ボブ・ディラン=Live Nation Japan提供

 米国のミュージシャン、ボブ・ディランの7年ぶりの単独来日公演が6日、大阪市のフェスティバルホールで始まった。大阪、東京、名古屋で計11公演を予定している。2016年にノーベル文学賞を受賞して以降、音楽フェスでの来日はあったが、単独の日本公演としては初となる。

 米国の音楽史を代表するミュージシャンの一人として知られる。1962年にデビューし、独特のしゃがれ声で歌う「風に吹かれて」「時代は変わる」などのフォークソングが、当時米国で盛り上がりつつあった公民権運動と呼応して人気となった。

 その後、65年からエレキギターを用いたロックサウンドへと転換し、「ライク・ア・ローリングストーン」を始め、ロック史に残る作品を次々と世に送り出した。深遠な暗喩に満ち、かつ韻を多用してリズムを生みだす詞作が特徴で、音楽家として初めてノーベル文学賞を受賞した。

 20年には最新作「ラフ&ロウディ・ウェイズ」を発売し、新作中心の構成でツアーを回っている。

 7、8日にも大阪公演があり、11、12、14~16日に東京公演(東京ガーデンシアター・朝日新聞社主催)、18~20日に名古屋公演(愛知県芸術劇場)がある。

(定塚遼)朝日新聞デジタル2023年04月06日掲載

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