第28回手塚治虫文化賞(朝日新聞社主催)の「マンガ大賞」の候補10作品が決まった。昨年刊行・発表された作品が対象。社外選考委員の投票による上位作と、書店員・マンガ関係者、一般からの推薦が最も多かった作品が候補になり、『【推しの子】』は双方で選ばれた。候補は次の通り(作品名は50音順、敬称略)。
・『違国日記』ヤマシタトモコ、祥伝社
・『【推しの子】』赤坂アカ×横槍(よこやり)メンゴ、集英社
・『神田ごくら町職人ばなし』坂上暁仁、リイド社
・『サターンリターン』鳥飼茜(あかね)、小学館
・『環(たまき)と周(あまね)』よしながふみ、集英社
・『血の轍(わだち)』押見修造、小学館
・『ツユクサナツコの一生』益田ミリ、新潮社
・『東京ヒゴロ』松本大洋、小学館
・『プリニウス』ヤマザキマリ、とり・みき、新潮社
・『ぼっち死の館』齋藤なずな、小学館
社外選考委員は、秋本治(漫画家)、里中満智子(マンガ家)、高橋みなみ(タレント)、中条省平(学習院大学フランス語圏文化学科教授)、トミヤマユキコ(ライター・東北芸術工科大学芸術学部准教授)、南信長(マンガ解説者)、矢部太郎(芸人・漫画家)の各氏。
年間を通じて最も優れた作品に贈られる「マンガ大賞」のほか、斬新な表現、画期的なテーマなど清新な才能の作者に贈られる「新生賞」、短編、4コマ、1コマなどを対象に作品・作者に贈られる「短編賞」を選考委員の合議で決める。結果は4月下旬ごろに紙面と朝日新聞デジタルで発表する予定。
■大賞受賞作品の予想投票を実施します
マンガ大賞受賞作品を予想する投票を募ります。受賞作品に投票した方の中から、抽選で50人に第28回記念ピンバッジ「火の鳥」(限定、非売品)をプレゼントします。応募サイト(http://t.asahi.com/28tezuka)へ。3月31日締め切り。問い合わせは手塚治虫文化賞事務局へメール(prize-tezuka@asahiculture.com)。
第28回手塚治虫文化賞公式ウェブサイト(https://www.asahi.com/corporate/article/15164916)では、各候補作品の試し読みをご利用いただけます。
朝日新聞デジタル2024年02月19日掲載