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陶芸家・岡崎裕子さんが薦める3冊 若者たちへ いま手にとってみてほしい本

岡崎裕子さん

岡崎裕子さんからのメッセージ

 コミュニケーション能力にたける人は言葉を上手に扱える人であり、言葉は人生を豊かにすると思います。本は感動する一言に出会えたり、うまく表現できない感情が言語化されていたり。読むと言葉の力も鍛えられていくのが魅力です。

岡崎裕子さんお薦めの本

『グレープフルーツ・ジュース』オノ・ヨーコ 南風椎・訳

講談社文庫 880円

 陶芸修業の頃、水戸芸術館のオノ・ヨーコ展に感動し読んだ本。当時私の心を癒やし、救ってくれました。社会に疲れたら読んでみてほしい。言葉と芸術によって、人生が違う角度から見えることに気が付くと、それが力となるのです。

『本日は、お日柄もよく』原田マハ

徳間文庫 935円

 主人公が、ある出会いをきっかけにスピーチライターを目指す物語。「言葉の力」を存分に感じることができます。女性活躍や政治、職業選択について、友人関係など色々詰まった良本。伝える力を身につけてほしい娘たちに薦めたい。

『親の期待に応えなくていい』鴻上尚史

小学館YouthBooks 968円

 同調圧力の強い環境に苦しんだ経験から、私はそうならないよう気をつけていますが、とても難しい。私が本を薦めることも娘には圧力なのでは? 大切なのはフラットに意見が言い合える環境づくりと教えてくれた私の子育ての教科書。

=朝日新聞2026年9月10日掲載