「テンプル騎士団」佐藤賢一・著 あらすじ
12世紀初頭に誕生した「テンプル騎士団」は、もともとエルサレム巡礼に向かう人々の保護のために設立された。しかしその後、軍事力、政治力、経済力すべてを持ち合わせた超国家組織に変貌を遂げる。彼らは、後世に影響を与えた数々の画期的な制度(管区、支部といった巨大ネットワークを張り巡らせる組織作り、指揮命令系統の明確な自前の常備軍、銀行業の始まりともいわれる財務管理システムなど)を形成した。
西洋歴史小説の第一人者が、その成立過程から悲劇的結末までの200年にわたる興亡を鮮やかに描き出す。
投稿者 豆だぬきさん(神奈川県)
今まで、テンプル騎士団を題材にした学術書的な本は多くありましたが難解でした。西洋歴史小説で有名な著者が、新書としてテンプル騎士団の謎を本にしたと聞き、手に取りました。平易に書かれていて、いかに強大な力を手にして、各国に進出していったかが、とても読みやすく理解しやすく書かれていました。この騎士団が意外なところで生き続け命脈を保ち続けたかを知り、歴史好きの初読本にはピッタリの本でした。
谷原店長のコメント
テンプル騎士団の謎……気になりますね。はまっちゃいそう。