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残されたアンネの家族がつづる物語 【逸冊レビュー2月号/ほっこりする本】

『エヴァの震える朝―15際の少女が生き抜いたアウシュヴィッツ』エヴァ・シュロス・著 あらすじ

 1944年5月11日、エヴァ15歳の誕生日の朝、アムステルダムの隠れ家にゲシュタポが踏み込んできた。家族4人は家畜用列車でアウシュヴィッツへ−。アンネ・フランクの義姉が告白する、「アンネの日記」の続きの物語。 

投稿者・匿名さん(京都府)

 本書は、戦後、母がアンネ・フランクの父オットーと再婚するエヴァ・シュロスの話である。ホロコーストと言えば悲劇であり、何がほっこりするのかと思われるかも知れませんが、彼女が無事生き延びられた物語に私はほっこりするのです。戦後、義理の姉妹となったアンネは死後に彼女の日記と名前が有名になり、エヴァは嫉妬します。しかし、それはわがままだと気づき、義理の姉妹関係をエヴァは受け入れるのです。

谷原店長のコメント

 アンネの日記には続きがあったんですね。エヴァの視点から見たアンネ、興味深いですね。