『〇〇〇〇〇〇〇〇殺人事件』 早坂吝・著 あらすじ
ブログで知り合った沖らは、仮面の男・黒沼が所有する孤島で毎年オフ会を行っていた。孤島に着いた翌朝、参加者が失踪し、殺人事件が! さらには意図不明の密室が連続し…。果たして犯人は? そしてこの作品のタイトルとは?第50回メフィスト賞受賞作。
投稿者・しげるさん(北海道)
「タイトルを当てろ」という、過去に例を見ない読者への挑戦状から始まるこの作品。絶海の孤島・仮面の男・嵐による外界との断絶・密室……。王道中の王道展開かと思いきや、解決編に入った途端世界が反転する!
「タイトル当て」という奇抜さ・トリックの派手さからアイディアありきの一発ネタかと思いきや、緻密なロジックの上に成り立っており、最初の著作とは思えない完成度。下ネタも交えた軽妙な文章で非常に読みやすいです。
谷原店長のコメント
タイトルを当てろ!?読む前から謎の深まる一冊…