年2回、芥川・直木賞と同日発表される「新井賞」は、書店員の新井見枝香さんが「一番面白かった本を一人で選び、勝手に表彰」する。10回目の今年上半期、受賞作はレティシア・コロンバニ『三つ編み』(齋藤可津子訳、早川書房)。インド、イタリア、カナダと、境遇の全く違う3人の女性が髪でつながる物語だ。本紙書評で斎藤美奈子さんも、「ブラボー♡」と賛辞を贈った。
がんで出世を断たれるカナダ人弁護士サラに、病を隠して仕事を続け亡くなった上司の姿が重なったという新井さん。「読むのがつらいくらい。ごく個人的な理由です」。〈誰が読んでも面白い〉とか〈読むべきだ〉が決め手ではないのが潔い。
新井さんは5月に三省堂からHMV&BOOKS HIBIYA COTTAGEに。転職後初の新井賞は、花田菜々子店長ら同僚の提案を取り入れて帯を刷新した。「同じ感覚で話せる人。楽しいです」(滝沢文那)=朝日新聞2019年8月17日掲載
編集部一押し!
-
イベント 第13回「料理レシピ本大賞 in Japan」表彰式レポート リュウジさんの“頑張りすぎない弁当”が料理部門大賞に 好書好日編集部
-
-
中江有里の「開け!本の扉。ときどき野球も」 ヒリヒリしたペナントレース 「もしもし、運命の人ですか。」に誘われて妄想の世界へ 中江有里 中江有里
-
-
本好きのための職業図鑑 夢枕獏さんが語る職業としての小説家 頭の中の妄想を文字に 至福の時 加藤修
-
新作映画、もっと楽しむ 映画「沖晴くんの涙を殺して」広瀬アリスさん 「悲劇のヒロインにならないで」監督の助言で挑んだ余命1年の教師役 かわむらあみり
-
杉江松恋「日出る処のニューヒット」 「百年の時効」で3冠の伏尾美紀、新作「誰何」の技巧がたまらない(第42回) 杉江松恋
-
本屋は生きている noma books (千葉)夫を突然失った50代女性が、地域の老舗書店を引き継いだ理由 朴順梨
-
トピック 【PR 光文社・創英社・みすず書房・ミネルヴァ書房】プレゼント 朝日新聞1面広告の本、好書好日メルマガ読者計20名様に
-
コラム 「海をわたる言葉 翻訳家ふたりの往復書簡」中江有里さん書評 出逢いの不思議が生んだもう一つの〝家族〟 PR by 集英社
-
トピック 【プレゼント】柄谷行人さん最新作「私の謎 柄谷行人回想録」好書好日メルマガ読者10名様に PR by 講談社
-
インタビュー 平石さなぎさん「ギアをあげて、風を鳴らして」インタビュー 描いてわかった「シスターフッド小説」の魅力 PR by 集英社
-
インタビュー 江國香織さん「外の世界の話を聞かせて」インタビュー 頭の風通し良く、気持ちさっぱり自由になって PR by 集英社
-
インタビュー 【サイン入り本プレゼント】一木けいさん「嵐の中で踊れ」インタビュー 避難所で起きた再生の群像劇 PR by NHK出版