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「地図で読み解く 日本統治下の台湾」 浮かび上がる統治時代の実態

 『地図で読み解く 日本統治下の台湾』(創元社・5400円)の著者は、台湾の地名や歴史地図を研究する編集者、陸傳傑。陸が収集した第2次世界大戦終結前の地図や写真など約180点を収録、関連年表も配し、資料価値が高い。詳細な市街図や行政区画図、先住山岳民族、交通インフラなどごとに、台湾統治時代の実態が浮かび上がる。河本尚枝訳。=朝日新聞2019年8月31日掲載