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「ビジュアル医学全史 魔術師からロボット手術まで」 生命をめぐる命がけのドラマ

 人の生命をめぐる命がけの試みが医学を推し進めてきた。種痘、麻酔、消毒薬、帝王切開、臓器移植など医学史上の節目となった出来事250を、年代順に写真とともに簡潔に解説するのが、クリフォード・ピックオーバー著『ビジュアル 医学全史 魔術師からロボット手術まで』だ。板谷史、樺(かんば)信介訳。岩波書店刊。4620円。=朝日新聞2020年2月15日掲載