1. HOME
  2. コラム
  3. 検定百景
  4. 【検定百景#22】お肉検定:毎日の食卓に「お肉」がある豊かな食生活を!

【検定百景#22】お肉検定:毎日の食卓に「お肉」がある豊かな食生活を!

(正解は記事の最後で!)

 食べることによって、不思議と多幸感に包まれる食卓の主役(になることが多い)・お肉。食肉はメジャーなものだけでも、牛肉・豚肉・鶏肉・ハムからソーセージといった食肉加工品などに分かれ、ステーキ、生姜焼き、丼もの、あるいは鍋など調理法もさまざまですが、そうしたお肉の世界に深く迫っていくのが、今回紹介する「お肉検定」です。2012年度にスタートし、現在までにのべ1万人ほどの受検者を数えています。

 お肉について知っているようでも、実は知らないことはたくさん。たとえばその歴史、食肉が食卓に届くまでの流通過程、輸入の肉と国産の肉の違い、よりおいしい調理法など、自信をもって答えられる人は少ないのではないでしょうか。お肉検定は、こうしたお肉の多様な側面について、深く学ぶことが可能となります。

 「基本的に問題はマニアックなものというよりは、実際に生活に役に立つようなもので構成しています」と語るのは、検定を運営する公益社団法人全国食肉学校で、参与を務めている小田垣諭司さん。「検定の受検者は、実際に仕事で肉に携わる人も多いですが、一般の消費者の方も少なくはありません。そうした人たちに正しい食肉の知識を身につけていただくことが、検定のねらいでもあります」

 検定には1級、2級が存在し、1級は食肉の製造技術や食肉の品質・栄養管理、部位の名称などどちらかと言えば専門的な内容ですが、2級は食肉の消費や食肉の栄養・調理法などを問う入門編に近い内容で、食肉にまず親しみたい人に最適な内容といいます。2級は合格率も70%程度で、決して「狭き門」ではありません。

 正しく肉を食べることは、健康にもつながると小田垣さんは語ります。たとえば、肉には脂肪燃焼効果があるため、お肉を食べることによるダイエットの効果も期待できるとのこと。食べて楽しい健康にも良いお肉ライフが、この検定から始まっていくかもしれません。

【問題1】
肉牛の妊娠期間は約280日で、1回の分娩で基本的に1頭の子牛が生まれます。

1. 正
2. 誤

【問題2】
食用となる牛や豚は、「と畜場」でと畜されて頭、内臓、四肢(前足と後足)、皮などが除去され左右に分割されますが、この状態のお肉をなんと呼びますか。

1. 精肉
2. 枝肉
3. 部分肉

【正解】タイトル問題=3、問題1=1、問題2=2