「こんな絶望的な現実の中では、目を閉じ耳をふさぎたくなってしまうかもしれない。でも、まやかしの『夢』や『希望』に惑わされないためには、一度この絶望を、目を凝らして見つめなければならない」。福島で原発事故を体験し、事故の責任追及を続ける武藤類子さんの『10年後の福島からあなたへ』(大月書店・1650円)が刊行された。福島に何度も足を運んできたノーマ・フィールドさんの寄稿も収録。=朝日新聞2021年3月13日掲載

「こんな絶望的な現実の中では、目を閉じ耳をふさぎたくなってしまうかもしれない。でも、まやかしの『夢』や『希望』に惑わされないためには、一度この絶望を、目を凝らして見つめなければならない」。福島で原発事故を体験し、事故の責任追及を続ける武藤類子さんの『10年後の福島からあなたへ』(大月書店・1650円)が刊行された。福島に何度も足を運んできたノーマ・フィールドさんの寄稿も収録。=朝日新聞2021年3月13日掲載