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「#絵のない本デビュー」読者からのツイートを紹介 少し背伸びして読んだ本の記憶

思い出は図書室から

★小学校3年生くらいに図書館の児童室にあったポプラ社の江戸川乱歩の「少年探偵団」シリーズ。ピンチを機転で解決する団長の小林少年が当時の憧れw。全部読んだあとに その隣にあった日本の怪談シリーズを読み漁ったのを覚えてる。(woory*さん)

★小学3年生で、学校図書館を使えるようになり、はじめて借りた本は『古事記』。もちろん子ども向けですが。イザナギ、イザナミやヤマタノオロチが好きで、その後いろんな版で読みました。『日本書紀』の同じ場面と比べて読んでみたり。語り伝えられる物語の、おもしろさ。(羽鶴さん)

★ブライアン・ジェイクス『モスフラワーの森(レッドウォール伝説)』。当時小学2年生の少年は図書館にて周りの同年代の子供たちに謎の対抗心を抱き、分厚い本を手に取った。登場動物たちの戦いを脳内再生しているとページをめくる手が止まらず、昼ごはんとおやつを逃した。(たいせいさん)

★ほんとに絵のない本と言うと赤毛のアンとか灰谷健次郎なんだろうけど、小学校の図書室で文字の本の楽しみを知ったのは『ものおきロケットうちゅうのたび』(安藤美紀夫/童心社)かもしれない。大人と子ども、リアルと空想が地続きにつながる描写にわくわくした。(MINさん)

★クリストファー・パオリーニ『エラゴン』。出会いは小学校入りたてくらいの頃。図書館のおばさんに「すごく分厚いの読めるのねぇ」なんて言われて得意になったけど、数ページで挫折。中学年になってリベンジしたら面白すぎて、車の中で酔いながらでも読んだ。最強ファンタジー。(銀ぶちペンギン│ショートショート作家さん)

『ねずみの騎士デスペローの物語』ケイト・ディカミロー。小学生低学年の頃、図書室でかりたものの中々理解できなくて3回も続けてかりた本。 それでもねずみが可愛さだとかスープが飲みたいなんて感想文に書いていたけど、“許す”ということの寛大さが伝わる作品だなと感じました。(ハオちゃん)

出会いは身近なところに

★初めて字の多い本を読んだ!と思ったのは叔父の本棚にあったハードカバーの『ニルスの不思議な旅』。今思えば挿し絵はあるし、抜粋版だったので補助輪のついた自転車のようなレベルだったな。後年、岩波書店全4巻を読んで面白さとニルスの男前度に震えた。でもこれも絵ある。(かなたさん)

『ちいさいモモちゃん』松谷みよ子。小学校に上がる前。従姉妹の家でこの本を見て欲しくなり母と近所の本屋に行った。本屋のおじさんに「あなたにはまだ早いよ」と言われた。読めるもん!と言えずに涙がいっぱいたまったのを覚えている。母に無事買ってもらえて嬉しかった。(とまとさん)

★子供の頃に「背伸びして読んだ」文字の多い本、でぱっと思いついたのが偕成社のコナン=ドイル『シャーロック=ホームズ全集』。祖母からクリスマスか誕生日かに贈られたものだったと思う。あの頃の私はなぜかホームズじゃなくワトスン医師がお気に入りだったんだよなぁ。(あわつぶさん)

まずはミステリーから

★アガサ・クリスティ『ABC殺人事件』。小学校1~2年生の時に伯父の書斎にあったものを読んで、わからない漢字もだいたいこういう意味かな?と思いながら最後まで読んだのを覚えています。初めて読んだミステリーでした。(澪那本気子さん)

★辻村深月『冷たい校舎の時は止まる』。初めて読んだ推理?小説で、結末が衝撃だった。出てくるキャラクターが本当に進学校に居そうな感じ。特に菅原って登場人物が好きだった。他の作品も読んだけど、メイン(またはサブ)のトリックが似たようなところにあるのが少し難点だったな。(ぱいん@酒やめるさん)

★京極夏彦さんの『魍魎の匣』です。小学生の頃、妖怪やUMAにハマっていて図書館で偶然目にした本書の表紙に一目惚れしました。かいけつゾロリも読めたし大丈夫だろうと思って本を開いた後は、ご想像におまかせします。(つんどくですさん)

★小学校高学年の頃に、天藤真さんの『大誘拐』を読んだのが私の文庫デビューでした。もともとミステリーが好きだったのですが、児童書では物足りず、親にせがんで貸してもらったのを覚えています。私、大人用の本を読んでるんだとちょっと大人になったような気分で嬉しかったです。(みやびさん)

映像や舞台に導かれ

★ケストナー『ふたりのロッテ』岩波書店さん。劇場四季さんの子供向けミュージカルを観て、双子が入れ替わる設定やサマーキャンプの様子に興味をもち読みました。 今も宝塚歌劇や映画、TVドラマなどの原作本が好きなのですが、この本との好い出会いが原点かもしれない。(近江菫花さん)

『不死販売株式会社』ロバート・シェクリイ。小五の時、担任の先生が貸してくださった。以前から図書館で本は借りていたけれど、たぶん初めてのSF小説だった NHK少年ドラマシリーズの影響もあって、SFの文庫本を買うようになった。(さちよさん)

★小学生時代、背伸びして読んだ文字の多い本といえば、眉村卓センセイの『幻のペンフレンド』。TVで見て面白かったドラマの原作として、小学校の図書室で手にしたが、ちょっと難しかった。後に父に聞いてそれが「SF」というジャンルだと知った。それ以降貪るようにSFを読んだ。(Kyo@WASPカバーバンドLOVE MACHINE TOKYOさん)

★ほとんど文字の小説で初めて読んだのは、(はやみねかおる)夢水清志郎シリーズの『機巧館のかぞえ唄』かな…。NHKでやったこのシリーズが原作のドラマ見てて、古本屋さんで見つけて買ってもらったら、シリーズの中でもなかなか難しい話だった。(りくさん)

古典的名著との出会い

『赤と黒』スタンダール。家族はこんな話?と否定的でしたが欧州の歴史に興味があり背伸びした長編。小学生には難しい内容でしたが主人公ジュリアンが田舎出身の野心家で美青年。愛することに真っ直ぐで魅力的。取巻く社会構造や強キャラ多めの人物描写も豊か。歴史の動きも学べます(らんまりさん)

『赤毛のアン』L.M.モンゴメリ。読み始めた頃はアンほど過酷ではないけど、大変な状況下で暮らしていたのでアンの強さに心打たれ自分も頑張ろうと思えた作品です。 あと大自然の豊かさにも魅了されました。コロナが落ち着いたら物語の舞台プリンス・エドワード島を訪れたいです。(うさうささん)

『アルジャーノンに花束を』ダニエル・キイス。中1の時どうしても読んでみたいと父にお願いして買ってもらった本。最初は間違いだらけの文書で読みにくいなと思いつつも、毎日少しずつ読んだ思い出。麦茶を本にこぼして泣きながら乾かしたのも思い出…。(りんご®︎@1y4m+31w切迫入院中さん)