3月23日で最終回を迎えたTVアニメ「PUI PUI モルカー」。“モルカーロス”に陥る人が続出するほど話題となった人気作が絵本になりました。
そもそも「PUI PUI モルカー」とは?
「PUI PUI モルカー」は、車になったモルモット「モルカー」たちが活躍する世界を描いたストップモーションアニメ。羊毛フェルトでできたモルカーたちのくりくりの目、まあるいお尻、「プイプイ」言いながらトコトコ動く姿には、モルモットのかわいらしさ全てが詰め込まれています。キャラクターのかわいさだけでなく、時にはちょっとした社会風刺が効いた物語になっているのも人気となった理由の一つです。
今回刊行されたのは、TVアニメ第1話を絵本にしたストーリーブック「PUI PUI モルカー 渋滞はだれのせい?」(フレーベル館)。
モルカーのポテトは今日もドライバーのお姉さんとお仕事へ。ところが、道路はモルカーたちで大渋滞。青信号になっても、先頭のDJモルカーとスマホゲームに夢中のドライバーは気付く気配がなく、いっこうに前に進めません。そこへ患者を乗せた救急モルカーがやってきて……。
アニメでは言葉のない世界でモルカーたちの豊かな表情とかわいらしい動きで物語が進んでいきますが、絵本ではアニメカットに文章やモルカーたちの動きが感じられる漫符(漫画独特の表現記号)が加えられています。モルカーたちはもちろん、まわりの街の風景もじっくりと見ることができて、アニメとはまた違った楽しみ方ができるのが絵本のいいところ。さらに巻末には、見里朝希監督からのメッセージに加え、ポテトをはじめ今回のお話で活躍するモルカーたちの紹介ページも収録されています。
5月にはモルカーたちの魅力がぎっしり詰まったキャラクターブックも発売予定。キャラクターの紹介だけでなく、アニメの名場面や制作の裏側も収録されているとのことで、モルカーファンならこちらも手元に置いておきたい一冊です。モルカー旋風はまだまだ終わりません!