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「おせち」「開運えんぎもの図鑑」…お正月に読みたいオススメ3冊

 もうすぐお正月。運気向上の願いを縁起物や儀式に託したい季節だ。

 高野紀子作「開運えんぎもの図鑑」(あすなろ書房)は、だるま、熊手、しめ縄などの由来や地域ごとのバリエーション、色や数にまつわる豆知識をほのぼのとした動物イラストとともに紹介。250種もの縁起物が載っているとか。日本の伝統は実に豊かだ。

 七福神のドタバタな舟旅を描くのは岡田よしたか作「たからぶねの七ふくじん」(BL出版)。回文「なかきよのとおのねふりのみなめさめなみのりふねのおとのよきかな」も末尾にしっかり添えてある。これを枕の下にしいて寝ると、さて、どんな初夢が見られるのか……。

 精細な絵と楽しい文章で話題を呼んだ絵本「おせち」(内田有美 文・絵、満留邦子料理、福音館書店)には、新たに英語版「OSECHI Food for the New Year」が出た。アーサー・ビナードによる英文の単語をこつこつとたどっていくと、正月のめでたさ、わくわく、祈りが、新しい光を帯びて心を照らす。(藤崎昭子)