絵本作家の林明子さん死去 「はじめてのおつかい」「こんとあき」
「はじめてのおつかい」などの絵本で知られる絵本作家の林明子(はやし・あきこ、本名征矢明子〈そや・あきこ〉)さんが7月1日、肺炎で死去した。81歳だった。葬儀は近親者で営んだ。喪主は長男征矢剛さん。
登場人物の心の動きが見えるような、繊細で生き生きとした描写の絵本を多数送り出した。東京生まれ。1973年に「かがくのとも」11月号の「かみひこうき」(文・小林実)で絵本作家デビュー。筒井頼子さんとの共作「はじめてのおつかい」(「こどものとも」76年3月号、77年刊行)は、累計発行部数261万部のロングセラーに。そのほか、第30回サンケイ児童出版文化賞美術賞を受賞した「おふろだいすき」(作・松岡享子、82年)、自身が作・絵を担った「おつきさまこんばんは」(86年)「こんとあき」(89年)など。角野栄子さん作「魔女の宅急便」第1巻の挿絵も手がけた。
福音館書店によると、これまで手がけた作品の累計発行部数は2千万部以上となる。
朝日新聞デジタル2026年07月08日掲載