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日米間にある矛盾や「ねじれ」

「反米」日本の正体 (文春新書) 著者:冷泉 彰彦 出版社:文藝春秋 ジャンル:新書・選書・ブックレット

価格:842円
ISBN: 9784166610211
発売⽇: 2015/04/20
サイズ: 18cm/222p

打算の政治を続ける日本と、まず理念ありきのアメリカ。複数のリスクが絡み、曲がりなりにも良好な関係を保ってきた日米関係はいま最大の危機にある。戦後日本に巣食う「反米」の正体…

評者: / 朝⽇新聞掲載:2015年06月07日

「反米」日本の正体 [著]冷泉彰彦

 米国に滞在して22年の著者が、日米の間にある矛盾や「ねじれ」を解説した。
 著者は自民党の「親米保守」は、打算的な日米協調と反米的なイデオロギーが貼りあわされた不安定な路線と分析。一方で、リベラル勢力にも、米国に対する親近感はなく「反米という依存においては右派も左派も同様の心理」だと指摘する。
 その結果、日本の政界には、政権にいる時だけ、日米関係を重視した政策を採用し、政権から離れると自由な言動に戻るなどの「甘えの構造」が根を張っているが、米国がこれを許容し続けると考えるのは間違いだと警鐘を鳴らす。戦後70年、日米関係のあり方を考え直すきっかけを与える一冊だ。
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 文春新書・842円