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語学兵6千人の足跡たどる

 J・C・マクノートン著『もう一つの太平洋戦争 米陸軍日系二世の語学兵と情報員』(森田幸夫訳、彩流社・7992円)は日米戦争の知られざる歴史に光を当てる。米陸軍省は、太平洋戦争以前から、日本語の知識は最強の武器の一つになると考え、日本語学校で日系2世の兵士に教育を始めた。それを受け、戦場での通訳や文書の翻訳などにあたった語学兵6千人の足跡をたどっている。=朝日新聞2018年08月11日掲載