「水滸伝」 北方 謙三・著 あらすじ
【司馬遼太郎賞(第9回)】腐敗混乱の世を糾すために檄文を書き、同志を募る宋江。使者となって全国を巡る魯智深。林冲は獄にあって苛酷な拷問に耐える。晁蓋も世直しをめざし、慮俊義らに闇塩の道の利権を確保させていた−。原典を再構築した水滸伝。
投稿者 たむさん(秋田県)
「水滸伝」「楊令伝」「岳飛伝」と、北方謙三大水滸伝は全51巻にもなるが、この「水滸伝」が、登場人物の生き様が色濃く出ていて、志を持ち、それにひたすら向かっている姿にのめり込める作品だと思う。
スケールの大きさと読んだ後の爽快感を味わえる。主要人物で、個人的にも一番好きな林冲が死んだ巻(18巻)では涙。敵役にも個性があり、それも魅力。
谷原店長のコメント
僕もこの水滸伝シリーズ夢中になって読みました。登場人物達の戦いに胸を踊らせ、戦の合間の食事に唾を飲み込み、その生き様に涙しました。