はるか7200万年前、大陸沿岸から海に落ちた1頭の恐竜が北海道まで流されて……。
2014年、日本初となる恐竜の全身骨格が北海道むかわ町で発掘されました。「ザ・パーフェクト」と呼ばれた体長8mのむかわ竜です。わずか2つの尾椎骨が発掘された2003年当初は、恐竜ではないクビナガリュウの骨とされていました。
しかし、ある学者の指摘により再発掘の機運が高まります。大規模な発掘調査チームを率いたのは、世界屈指の化石ハンターで本書の監修も務める小林快次先生。多くの関係者の努力によって実現した恐竜発掘の経緯を、漫画で再現したのが本書です。
今夏、国立科学博物館の「恐竜博」では全身復元骨格が登場。恐竜や化石に興味のある人必見!
定価1300円+税 誠文堂新光社 03・5800・5780