新型コロナウイルスの影響でイベントが中止される中、オンラインで参加する「読書会」が注目される。大日本印刷が運営するネット書店「honto(ホント)」などが11日夜「“誰もいない”ペア読書会」を開いた。全国から30人が参加したが、都内の会場には著者、編集者ら数人だけが集まった。
hontoは普段、カフェなどで読書会を開いているが、ウェブ会議サービス「Zoom(ズーム)」を初めて利用した。予習不要。会の間に本を読むことで「集中力が高まり、気になった点を議論することで学びが深くなる」(主催者)という。今回はアートの見方を通じて見識を養う『13歳からのアート思考』(末永幸歩〈ゆきほ〉著、ダイヤモンド社)を読み参加者同士や著者と語り合った。「家から参加できるので楽」という人も。オンラインの読書会は、3月30日に小学生の親子連れ向けを予定。以後も続けるという。(宮田裕介)=朝日新聞2020年3月21日掲載
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